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皆さんこんにちは。お元気ですか。
今日から新しい Podcast のシリーズを始めたいと思います。
前から皆さんに紹介したいと思っていた慣用句について話します。 慣用句はフランス語で expression idiomatiqueです。
私の日本語の授業で時々生徒さんと一緒に慣用句の勉強をしますがとても好評です。 皆さんとても面白いと言ってくださるので今日から Podcast でも紹介しようと思います。
今日の慣用句は耳にタコができるです。とても有名な慣用句ですから、知っている人もいるかもしれませんね。
日本語でたこは三つ意味があります。
一つ目の意味は大阪名物のたこ焼きなどで知られる海の動物たこ、フランス語でpoulpe、pieuvreです。
二つ目は、海で風の力を使って揚げるたこ、 cerf volantです。
三つ目はたくさん歩いたり、走ったりするとできてしまうたこです。このたこはフランス語でcal aux pied, durillon au pied, と言います。手や指にできるたこもありますね。これは bosse d'écriture、boule d'écrivainです。
日本語の慣用句"耳にたこができる"の中で使われているタコはどの"たこ"だと思いますか。
Une pieuvre apparaît dans l'oreille ?
Un cerf volant apparaît dans l'oreille ?
Un durillon apparaît dans l'oreille ?
正解は三番目のたこです。
Un durillon apparaît dans l'oreille.
ではこの慣用句の本当の意味は何でしょうか。
これは、誰かが何度も何度も同じことを言うので、もう聞きたくない、という意味なんです。
例えばお母さんが子供に、「宿題は学校から帰ったらすぐにやりなさいね。」というのを毎日言います。お母さんは毎日毎日同じことを言います。
子供は、こう答えます。
「お母さん、そんなに言われたら耳にたこができるよ。もう言われなくても分かってるよ。」
他にも、例えば会社の人が、
「田中さんが来年結婚するんだって。結婚式はハワイでするんだって。すごいねー。」と言います。
そしてあなたはこう答えます。
「またその話? もう耳にたこができるくらい聞いたよ。」
と答えます。
分かりましたか。家族や友達や会社の人が何度も同じ話をして、もう聞きたくないと思った時に使う慣用句でした。
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